自分の足で立つこと

 ワシャは至極まっとうな日本人である。日本の歴史が好きで、文化・伝統をこよなく愛し、皇室を敬愛し、日本人を誇りに思っている。

 こういった意識を醸成してくれたのが、司馬遼太郎であり、福田恒存であり、西部邁であり、この3人に次いで山本七平谷沢永一だった。この人達の訓話がないまぜになって、ワシャの過激な思想を形成していると言っていい。

 最近は、加地伸行呉智英高橋洋一島田洋一の言動や書籍に注意を払っている。また、最近聴いた講演では門田隆将、有本香、竹田恒泰、石平などが具体的な示唆に富み、説得力があった。

 このラインナップを見れば、ワルシャワは「右寄りだ~」と言われかねないが、司馬遼太郎なんかは、右翼からけっこう嫌われているし、呉智英高橋洋一などは「右」という安易な括りでは収まりきれないスケールを持っている。

 どう判断されても結構だけれど、この人達の文章、話には嘘がないし、毅然とした潔さのようなものが立っている。思想家、作家、ジャーナリストの矜持をもって時代に対峙している。

 

 これらの人達の対極にいる方々を見てみよう。だいたい対局は小粒な人が多いのだが、その中でも小物界の大物と言えば、やっぱり佐高信だろう。この人、司馬遼太郎などを始め、まともな人たちをダジャレを交えてこき下ろしている。説得力のまったくない文章なのだが、それでも一定のファンがいるから驚きだ(笑)。でも、司馬、福田、西部の対抗軸に置くなら佐高では軽すぎるな。大江健三郎丹羽宇一郎田原総一朗でも並べておきますか。う~む、これすらつり合いが取れない(笑)。

 次いで小物界の中物として、上野千鶴子落合恵子辛淑玉香山リカ。小物界の小物で、池上彰前川喜平津田大介、望月衣塑子などなど。

 対極の人達にとくには言及しないけれど、上記ラインナップより、下記ラインナップのほうがいいという人も何%はいる。でもね、いろいろな考え方の人がいて、それでいい。支那北朝鮮のような全体主義国家ではないからね。

 ただ、こういった人たちの「嘘」「切り取り」「ごまかし」には注意しよう。それにはやはりリテラシーを付けることが重要であり、右左にこだわらず情報を収集し、整理して、自分の引き出しの中に用意しておくこと、これに尽きますな。