国を守る本質

「女性自身」、かなり悪意のある書きぶりだな。

《戦争に便乗して強まる改憲論…憲法学者自衛隊憲法明記は必要ない」》

https://news.yahoo.co.jp/articles/0bb9b046e5d84c10aa27e7fe3f0faf024514f46d

 ロシヤの一方的な侵略に「便乗」して改憲論が強まっているのではない。プーチンの一方的な虐殺を見て、普通の国民が、「9条」も含めて憲法を適正なかたちにしたほうがいいということに気が付き始めたのだ。

「女性自身」、憲法学者小林節氏の言説をもってくる。

憲法には、日本の財政をつかさどる財務省も、高等裁判所地方裁判所なども記載されていません。書かれているのは国会、内閣、最高裁という三権分立の“骨格”と、例外的に会計検査院の存在だけです。各省庁や高裁・地裁、自治体などに関しては法律に記載されている。防衛省自衛隊も同様で、おかしなことではありません」

「『国連憲章』の第51条にもあるとおり、国家は自衛権を有しています。憲法9条は自衛権を制限するものではないため、日本も自衛権を持っていると考えるのが通常の憲法解釈です」

 さらに「現行憲法でも認められていることを改憲してまで、ことさら記載しようとするのは、もはや「改憲」自体が目的化しているといえるのではないだろうか。」と結論付けている。

 まず、「財務省高等裁判所も書いてないんだから自衛隊もなくてもおかしくない」については、だったら「あってもおかしくない」よね。

 そして、日本語としておかしい憲法条文を正しい日本語に直すことは重要ではないでしょうか?

 小林氏も「女性自身」も、もはや「護憲」自体が目的化しているといえるのではないだろうか。

 

《敵基地攻撃、「反撃能力」に改称 自民、保有提言へ 防衛費は5年でGDP比2%》

https://news.yahoo.co.jp/articles/fb30bbf67cfaf9a1a393b6579c1ebcd190ee2485

 自民党安全保障調査会長の小野寺五典元防衛相ががんばっている。些末な言葉の言い換えなどどうでもいいので、とにかく日本が空爆され本土決戦になるまえに、相手方を殲滅するだけの武力保有を急いでくだされ。

 武力は使わなくていい。保有することで相手に手を出させないように仕向ける。そのための武力なのである。

 とくにサイバー戦力の充実を急いでほしい。日本の国力を上げてサイバー部隊を編成し、緒戦において敵の情報網をかく乱する。これはおそらく日本の技術がずば抜けているのではないか。GNP比2%などと言っている場合ではない。ロシヤ、支那北朝鮮がまったくやる気を起こさないくらい徹底的なサイバー戦力を構築しておくことが日本国民の安全につながるというものだと考える。

 理屈や詭弁では国民は守れない。金とやる気だ。

 急がれよ、小野寺殿。