霏霏

 昨夜のプレバトで、永世名人の梅沢さんの句が酷評された。名人の句としては後世に残してはいけないということで、シュレッダーにかけられて粉々になった。

 まあ、それはどうでもいいんだけど、銀杏黄葉が降りしきるさまを、夏井先生は「霏霏(ひひ)」と表現し、「これくらいは名人なんだから」と梅沢さんに指導をいれる。梅沢さんは「霏霏」と言われて呆然としていた。

「霏霏」、残念ながらワシャも知らなかった。「ヒヒ」と言えば「狒狒」しか思い浮かびませんぞ。「霏霏」を梅沢さんに求めるのは酷だ。おそらくプレバトの収録現場でも、夏井先生以外の人の語彙にはあるまい。

「私はこんな言葉も知っているわよ」という上から目線が鼻についた。

普通「霏霏」なんて出てこないでしょ。