「斜説」でもいいか

 今日の朝日新聞の「左説」のバカさ加減には大笑いをした。題して《女性議員減 均等法形骸化は許せぬ》なんだとさ。要点をまとめてみますね。

「全当選者に占める割合が10%を下回った。各党は重く受け止めよ。来年の参議院選挙では、各党が比例区の名簿を男女同数にしろ。下院(衆院)で女性の占める割合は、日本は166位である。政治における男女の共同参画が重要だ」

 てなことを言っている。

 ワシャがちょっと調べたところによると、289選挙区で女性候補が出ているところが101あった。その中で女性当選したのが23。女性が候補者にいたにも関わらず男性候補を選んだ選挙区が78あったことになる。この78選挙区では、女性候補は比例復活もできなかった。辻元のオバサンもこの中に入っている(笑)。

 これが現実なのだ。選択肢として女性はあった。しかし有権者が女性ということだけでは選択しなかったということである。もし左説の論説委員が言うように日本国を誘導したいなら、まず有権者女性候補へこぞって投票するように仕向けなければならない。しかし現実には女性たちは女性候補に入れなかった。だからこの結果がある。

 朝日の左説は「男女共同参画金科玉条なので、それを守るためにはクソも味噌も一緒くたにして政治をやらなければならない」と絶叫している。

 アホか!日本の女性の多くは賢明で、政治などという得体の知れないものは、まぁ顕示欲の強い男を中心にやらせておけばいいと、あえて手を染めないのである。

 優秀な女性人材としては、ワシャは有本香さん、櫻井よしこさん、加藤康子さん、緑川ゆきさんなどが浮かぶけれど、彼女たちが政治に関わってくることはない。それは彼女たちが頭のいい人だからだ。だからと言って政治に関わっている高市早苗さんが頭が悪いということではない。もちろん彼女もモノがいいと思う。ワシャは全体のことを言っているだけなのである。

 全体として、日本の女性たちが女性候補を女性ということだけでは選ばなかったということで、それは「法律で均等にするって決めたじゃないか!」とクソガキのようなことを言っても仕方がないことなのである。

 後進国は女性の政治参加が多い。だけれど、それは男が戦争や内乱で死んでしまってやむを得ず表舞台に出ているとことも多かろう。支那をはじめ共産主義国で女性参画が進んでいるのは、共産主義が労働力に女を駆り出したためだし、でも権力は男の独裁者に集中しているので、均等になってはいない。支那が男女均等にできるものなら、朝日の左説論説委員が是非とも言ってやってくれ。

 そんなこんなで、楽しい「左説」だけで1000文字も書いてしまった。三途の川の石積みのような作業ではある。