昨日の月はきれいに観えた。小望月が時おり叢雲に隠れながらも、東の空に煌々と冴えわたっていた。
それはさておき、ジャーナリストの有本香さんが、二階幹事長、林幹事長代理の親中具合を白日の下に晒して、速攻で18日に抗議の文書がFAXで送りつけられたそうな。
その文書を拝見して、ワシャは愕然とした。驚き桃の木山椒の木。びっくりしたなぁもう。ガビ~ンチョンワチャンワ。
「自由民主党本部幹事長室」が出した文書がボロボロで、これが自民党の幹事長室のレベルだとしたら、自民党、どこへゆこうとしているのか(泣)。
「虎ノ門ニュース」で有本さんが指摘していたけれど、そもそも文書として成り立っていない。これをどこぞの自治体が出したとしたら、これは大恥だ。いやいや、行政組織でないにしろ、まともな公党の出していい文書ではない。
参考までに全文を打ちましたぞ(笑)。
●●●
有本 香 様
通知書
令和3年6月18日
自由民主党本部幹事長室
冠省 貴殿に対し、以下のとおり通知します。
記
1.貴殿は、夕刊フジ(2021年6月18日号)の「有本香の以読制毒 読を以て毒を制す」と題するコラムにおいて、「誰が対中非難決議を潰したか」との見出しのもと、わが党の幹事長代理である林幹雄代議士が「対中非難決議文」への二階幹事長の証人のサインを求めよとしたところ、サインするのを止め、「こういうの(ウイグル問題)、あまり興味ないんだ」と言い放ったとして、対中非難決議を潰したのは二階幹事長や林幹事長代理であるとの記事を掲載しました。
2.貴殿の認識によれば、「自民党関係者と支持者らは(対中非難決議を)『公明党が潰した』という。しかし、ほぼすべての事情を知る筆者はそうは思わない。」との考えから、対中非難決議を潰したのは公明党ではなく二階幹事長や林幹雄幹事長代理であると断定しています。
3.しかし、林幹事長代理が「こういうの(ウイグル問題)、あんまり興味ないんだ」と発言した事実はありません。また、貴殿自身も本件記事に書いているように、来月に迫った東京都議選で、いかに公明党と連携するかということも踏まえ、二幹二国で協議して対応を決めるものであり、林幹事長代理らが潰したとの貴殿の評価は短絡的と言わざるを得ません。
以上
●●●
以下で、上記の文書の謝りを指摘したい。もちろん有本さん自身も指摘している。少なくともこれだけの誤りが短い文書の中に満載だ。
「日付の位置の間違い」
「見出し文の間違い」
「差出人名の不記載」
「見出しの位置の間違い」
「以下と下記の間違い」
「証人→承認」
「サインを求めよとしたところ→サインを求めようとしたところ」
「記の前の行空け」
「連絡先不記載」
本文15行の短い文書にも関わらず、これだけの間違いを並べるというのは、そこいらの町役場の新人でもやりまへんで~。文章的にいうとさらに指摘するところがいくつもあるんだけど・・・なにしろサイテーな「通知文」でした(大笑)。
弁護士の北村晴男さんがこの文書を読んでツイッターでこう呟いている。
《自民党幹事長室は有本さんに圧力をかける程の元気は無かった。単なる小学生の感想文を送りつけていました。》
そのとおりで、こんな文書しか作れないような幹事長室が、国家を牛耳り、日本の尊厳を破壊しているんですぞ。人権を大切にする日本国が、立憲民主党も共産党ですら了解しているのに「支那のジェノサイドに対する非難決議」が、クソ文書しか作れねえような連中に妨害されたとは、あまりにも情けないじゃあ~りませんか。こんなバカどもに日本国がいいようにやられているんですよ(絶句)。
いやいや、霞が関の作成するような一分の隙もない文書だったらいいのか?ということではありません。でもね、こんな文書しか作成できないようなバカに、いいように国を操られていると考えると、そりゃ親中になるわさ。絶望的である(怒)。
最初の「小望月」の感想から、話が飛躍してしまったが、もう少し違う展開をしようと思っていたんですけど、まったく別方向にいってしまった。
「小望月」の話は、また別の機会にでも(謝)。