選別的表現の自由を主張する人たち

 常識的に見て「昭和天皇のご真影」を焼却する映像はアウトだ。これは何度も言ってきたが、あなたの父の祖父のご遺影が焼かれて、それが芸術なのだろうか。さらに、ゴミのかまくらのような「まぬけな日本人の墓」が、はたしてアートなのだろうか。日本国旗もアメリカの国旗にも、ワシャは敬意を表するものであるが、このゴミの塊をつくった造形作家と称する中垣某は、両国旗の扱いは極めてぞんざいだ。そしてなによりもしてはいけないことは、あの戦争で亡くなられた兵士を侮蔑しているところである。日本を守るために散華していった若者たちを小馬鹿にした、こんなゴミの塊のようなものが芸術であろうはずがない。これを知った多くの国民が不快感を抱くのは当然である。これを「よい芸術だ」と評価するのは、まさに日本国を嫌うごく一部の反日勢力しかいない。

《「文化の独立性汚した」 あいちトリエンナーレ出展者》

https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201908/CK2019080502000149.html

 中垣某は、「民主主義の国でこんなことはありえない」と自分たちの展示が中止に追い込まれたことに憤っている。なにを言っていやあがる。おまえらの仲間が、自衛隊の展示を中止させたり、保守的な発言の多い識者の講演会を潰してきたじゃないか。今までだって民主主義の国でおまえらがやってきたことである。

「騒げば展覧会を中止にできるという前例を作ってしまった」

っておまえらが山ほどの前例を作ってきたじゃん。

 左傾の連中が言うこれを「選別的表現の自由」という。自分たちの主張や、自分たちに都合のいい言説については「表現の自由だ!」と大騒ぎをする。反面、自分たちに都合の悪い主張や、自分たちに楯突く言説には「ヘイトだ」なんだのと圧力をかけて中止に追い込む。このWスタンダードがサヨクの卑劣なところである。これを普通の常識ある人々は知っておくべきであろう。

 

 ネットの番組でジャーナリストの有本香さんが、愛知県知事の定例記者会見を取り上げて論評していた。19分30秒あたりからトリエンナーレに関する質疑があって、それまでの受け答えと大きく変わっていくところがおもしろい。

《令和元年8月13日 定例知事記者会見》

https://www.youtube.com/watch?v=VADLhRbNdXc

 有本さんの感想は「なにを言っているんですかね」だった。責任を津田大介氏だけに押しつけて逃げを図っている、そんな記者会見に見えるのは残念だ。