愛知トロエンナーレ

 今朝の朝日新聞も「表現の不自由展」で盛り上がっている。1面に《企画展に脅迫文 男逮捕》の見出しが躍る。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190807-00000090-asahi-soci

 社会面には3つの見出しが並ぶ。

《警官に液体かけた疑い トリエンナーレ会場「ガソリンだ」男逮捕》

《展示「大村知事は辞職相当」大阪の吉村知事が批判》

市民グループ、知事に再開要請》

 さらに投書欄のトップに無職女性と会社員男性からの意見を挙げている。

《傍観者でいられぬ表現の不自由》

《批判の機会さえ奪う卑劣な強迫》

 賑やかいでしょ(笑)。

 でもね、着眼点が違うんではないのか。わざとずらしているのかにゃ。

 投書も含めて朝日新聞の主張は、「電話やメールなどによる抗議や脅迫で芸術展示を中止するのは、表現の自由を押しつぶしているので恐ろしい」(無職女性)、「嫌悪感を持つのであれば見なければいい。日本が異論に対して非寛容な社会だと知らしめてしまったのでは」(会社員男性)ということであり、要は日本人を国際的に貶めている「従軍売春婦像」を、展示させないのは「表現の自由を冒している」と主張している。これは違うよね。

 世界中に立てられている「従軍売春婦像」は量産品である。数までは数えていないけれど50体は同じものがあるのではないか。これって芸術作品なの?量産品ではないのか。要は、反日プロパガンダ用の看板ですよね。

 まぁいいや。かりにこの稚拙な像を芸術としておきましょう。とするなら、芸術作品を政治活動に利用するというのはいかがなものか。そのあたりは経緯を見ればあきらかだ。この「従軍慰売春婦像」は政治目的のために大量生産され、全世界にばら撒かれた。そして世界のあちこちに住んでいる日系の人々を辱め嫌な思いをさせている。そんな政治色の強いものは芸術ではなく、もちろん愛知トロエンナーレがいくらトロい展示会と言えども、芸術祭と言っている限りにおいて展示すべきものではない。

 

 もう一つ、この展示会の趣旨が「過去に展示ができなかったもの」「展示が中止に追い込まれたもの」を展示するというものと言うなら、愛知県も津田大介氏も覚悟をもってやっていたのではないのか。抗議を受けたらビビッて即刻中止にしてしまったのはあまりにも腰砕け。表現の自由を守るということは、脅しをかけられても、そこで覚悟を決めて卑劣な連中と対峙するということに他ならない。大村知事は愛知県警を統べている。県警の力を集中して、表現の自由を守るべきではなかったのか。それを尻尾を巻いて逃げてしまうとは・・・。表現の自由を捨てたのは大村知事と津田氏に他ならない。

 プロ市民たちが「表現の自由を守れ!」と声高に責めるべきは、今言ったように、大村知事と津田氏の覚悟の問題であった。この2人の腹がもう少し座っていれば「表現の自由」は守れた。

 また、再三言っているように反日プロパガンダに公費負担で開催する展示会が利用されてしまったということが大きな問題だ。これは、背後に津田氏を芸術監督に送り込んだ「朝日新聞」という黒幕がいることを忘れてはいけない。とにかくこのメディアは日本国を棄損したくてしかたがなく、そのために何十年にもわたり嘘を紙面で書き散らしてきた性悪新聞なのである(このフレーズを書いていて、真剣に購読を止めようかと思ったぞい)。朝日新聞が少し思慮(知恵)の足りない津田大介を送り込んで、日本国内の公の関わる展示会でできなかった「従軍売春婦像」の展示を、たとえ3日といえども実行させてしまった大村知事の責任は大きい。もちろん担当部局から、あるいは確信犯である津田氏からの報告は聞いていないだろう。しかし、朝日新聞津田大介という芸術監督の選考を知らなかったとは言えない。そこにお調子者の知事の責任がある。

 

 大阪府の吉村知事は、「従軍売春婦」を公的に展示してしまったことに対して「辞職相当だと思う」と発言されている。国家として、多くの心ある国民の総意として、そして何よりたちの悪い朝日新聞さえ「誤報・捏造」を認めているものを、すんなりと展示してしまった。さて、どう出処進退を決めるのか、これは楽しみだ。