真榊奉納

 テレビ朝日支那中国の広報か!
《中国が反発「断固として反対だ」 総理の真榊奉納で》
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20181018-00000015-ann-int
《中国外務省の報道官は、定例会見で「靖国神社には侵略戦争に直接責任がある第2次世界大戦のA級戦犯が祭られている。私たちは日本側の間違ったやり方に断固として反対だ」と述べました。さらに、「日本側はしっかりと歴史を直視し、侵略した歴史への反省を促す。実際の行動でアジア隣国や国際社会の信頼を得てほしい」と強調しました。》
 外務省の報道官風情の定例会見なんか報じなければいいし、どのみち中国共産党はいちゃもんをつけてくるのだから、安倍首相も「真榊奉納」などというケチなことをせずに、堂々と参拝すればいいのだ。

 昨日は書庫の奥に積んであった新聞の整理に取りかかった。2005年以降の新聞がタフロープで月ごとにまとめてあって、その量たるや生半可なものではない。それをね、いちいちほぐして、一紙ずつ確認して、必要なところは切り出して、またまとめてタフロープでしばる……そんな作業を延々と行った。ワシャの家の玄関前少し広くなっているので、そこに座って、1面を眺め、題字下の記事一覧を見る。そこで気になるものがあれば、新聞を寛げて記事自体を確認する。そうしたらね、いろいろと出てきましたぞ。
 2005年10月18日のトップである。
靖国参拝 中韓、外交見直しも 首相私的と強調》
 1面の写真は、当時の小泉首相が、靖国神社の参拝を終えて、颯爽と参道を戻ってくる姿を写している。その記事の下に《「負の螺旋」止める責任》、《中国、外相自ら抗議》の2つを並べる。要は、トップページを3つの「靖国参拝抗議」記事で埋めている。さらに「天声人語」も、靖国参拝をした小泉首相を揶揄った内容になっているから、笑える。
 1枚めくって「総合面」(2面、3面)。ここでも《腐心の末「私的」演出 中韓刺激せぬ道探る》とか《中韓 世論にらみ苦慮 デモ回避へ強硬姿勢?》半分以上が、首相の靖国参拝で占めている。その上に「社説」までが《靖国参拝 負の遺産が残った》である。
 4面にも《首相靖国参拝 異論響かぬ自民党内》と題して、参拝後の小泉首相の発言などを掲載している。
 さらに社会面(31面)でページの半分以上を割いて《首相靖国参拝 戸惑う中韓邦人社会 安全面懸念の声も》と喧しく報道している。そして社会面の左下には、顔写真入りで「中国作家協会主席」の死去を伝えている。「環球時報」か!
 首相が、昇殿もせずに、賽銭箱に小銭を入れて手を合わせるだけでこの騒ぎであった。この後も、2006年4月1日に、当時の胡錦濤国家主席が「靖国参拝をやめれば会談をしてやろう」とか、4月3日には、その発言に対して、当時の安倍官房長官と麻生外相が反論をしたという記事を取り上げている。
 なにしろ12年も前から、「靖国参拝」については支那や朝鮮からいちゃもんをつけられているのである。

 でね、現在の安倍首相は参拝をやめて、真榊の奉納だけにした。したところ、やはり支那は「いちゃもん」をつけてくるわけですわ。これが支那・朝鮮のやり口と言っていい。ひとつを譲れば、さらにもうひとつを要求してくる。それを譲れば、また次の要求を突き付けてくる。日本人なら「このあたりで折衷しておきましょうか」ということになるが、異民族と陸続きで生きてきた連中にはそんなことを望むべくもない。喰いこまれたら、喰い尽くされるまで、攻撃の手を緩めないということなのだ。
 その上に、環球時報日本版の朝日新聞中国共産党のために至れり尽くせりのフォロー記事で紙面を埋め尽くすのだから始末におえない。

 でもね、2005年当時と比べれば、日本人はずいぶんとメディア・リテラシーが高まっている。そうそう左翼新聞のデマに惑わされることもなくなった。支那の報道官が「日本人は歴史を直視しろ」と言っているが、最近の日本人は日教組の歴史ではなくちゃんとした日本の歴史を学ぶようになってきた。
 どうせ悪口は言われるんだし、こうなったら公式参拝をして安倍首相の強さを見せつけてやるのも一興ではありますまいか(笑)。