今日は話題を変えよう

 名古屋博学本舗が12月2日(土)にイベントを実施する。《呉智英『真実の名古屋論』出版記念トークイベント》である。
https://www.facebook.com/hakugakuhompo/
 評論家の呉智英さんとフリーライター大竹敏之さんの対談が楽しみだ。呉さんについてはこの日記でも度々触れているので、皆さんもご存じですよね。ゴーマニズム宣言小林よしのりさん、評論家の宮崎哲弥さんなど錚々たる知識人が一目も二目も置く激辛評論家である。
 大竹さんは、浅野祥雲研究家としても有名な方です。おっと、そもそも「浅野祥雲って誰やねん?」という話ですよね。知らない人は知らないが、愛知県ではその作品はけっこう有名なんですね。犬山の桃太郎神社へ行かれたことはないですか?あの神社の拝殿に上がる階段の前に立っている「桃から飛び出る桃太郎」のコンクリート像の作者なんですがね。その人を研究対象にしている変な人なんですよ(笑)。
 呉さんの本はたいがい蔵書にある。一棚まるごと呉智英だ。しかし大竹さんの本はあったかなぁ……と思って探してみると、あった。
 大竹敏之『名古屋の居酒屋』(リベラル社)である。おおお、ワシャの書庫もバカにできないな、カズオ・イシグロとかが突然話題にのぼっても、探してみると、書庫の隅にひっそりと隠れていたりしている(自画自賛・アホ)。
 そんなことはどうでもいい。トークイベントのことである。久しぶりの呉節が聞けるのがとても楽しみ。

 そうそう「週刊ポスト」に呉さんが連載している「ネットのバカ現実のバカ」の最新号である。この号は、伊藤博文の暗殺を決行した朝鮮人の話に触れている。呉さんは言う。
「伊藤は日韓併合消極論者だった。もともと朝鮮民族の自立自活の能力を信頼しており、国際情勢を考慮して韓国を保護領化するにとどめるべきだと考えていた」
 伊藤を暗殺した朝鮮人は相手を間違えた。選りに選ってもっとも味方にしておかなければ日本の人物を斃してしまった。バカだね。伊藤がいなくなることで、併合は一気に加速し、翌年には朝鮮半島は日本になった。
 さらに間抜けなことに彼の国は暗殺者を義士に祭り上げてしまった。相手を間違えて併合を進めてしまった「早とちりテロリスト」をヒーローにしたことで、その背後にある真相の解明を不可能にしてしまった。
 韓国が世界に誇る(まぬけな)ヒーローなのである。彼の行為の正当性は揺るがせてはならない。裏に大嫌いな日本軍の影がちらついていてもである。戦時中の売春婦の話など小さな話で、歴史からいえば誰が朝鮮併合を謀ったのか、そこを追求する方がはるかに有益だと思う。
 そのあたりも呉節が炸裂すると楽しいなぁ。

 結局、最後は彼の国の話になってしまった(泣)。