応仁の乱

 応仁元年(1467)に始まった十年戦争ですな。諸国の守護が二派に分かれて戦った。全国で小競り合いが行われたが主戦場は京だったために、都の荒廃は著しかった。原因は複雑で、将軍の跡継ぎ問題、重臣の権力抗争、守護家の相続争いなどが絡み合って、内乱状態に陥る。この応仁の乱の起因と結果を読み取ろうと呉座勇一『応仁の乱』(中公新書)にあたっているのだが、この本、読みにくいなぁ。鈴木良一『応仁の乱』(岩波新書)のほうが読みやすいし、歴史群像シリーズの『応仁の乱』のほうがビジュアル的によく解る。