またまた

 小杉未醒『新訳絵本西遊記』(中公文庫)1993年発行からミュシャのしおり「夢想」が3枚出てきましたぞ。
 連日、探していると傾向が解ってきたな。1990年代前半に購入された本が狙い目だ。そのころに『アルフォンス・ミュシャ・作品集』が発売されている。その宣伝でミュシャしおりが三省堂から大量に出回った。
 講談社現代新書にはさまるしおりはなにしろ種類が多く、ミュシャの「ジョブ」にはそうそうお目にかかれないどうだろ、すでに200冊以上は本に当たったが1枚のみだった。ううむ、先は長そうだ。

《大地震の発生確率太平洋側高いまま》
 政府の地震調査研究推進本部が「全国地震動予測地図」を発表した。10年前のものとあまり違っていない。関東、東海、南紀、高知などが真赤である。10年前のもそうだったが、そうではない東北や熊本で甚大な被害が出た。このわけのわからない地図のせいで、地震対策が後手に回った自治体、企業もあったろう。
 基本的に地震などというものは、1000年、2000年で理解できるようなものではないのだ。何万年、何十万年のスパンですらある。それを図示して危険を知らせようなどということがおこがましい。日本列島に生きていることそのことが危険であり、どこでも地震はつねに発生すると考えたほうがいい。へんな色塗り図で大衆を惑わすなよ。