「SPA」のたそがれ

 仕事帰りに書店によって、雑誌の「SPA」を購入した。余程のことがないと「SPA」は買わない。その余程のことが起きた。巻頭言のコラムが最終回だったのである。
 通常、雑誌は2つ「読みたいな」と思う記事があると買う。「SPA」は、コラムニストの勝谷誠彦さんが巻頭言を書いている。それで1カウント。その他に読みたい記事があれば2カウントということで、自宅のテーブルの上に並ぶ。
 最終回のコラムは、勝谷さんがメール配信してくれていてすでに読んでいた。だから1カウントもできないのだが、ここは扶桑社に対する読者の意地とでもいいましょうか。「最終回がこんなに売れたんだ!」と編集者を驚かせてやろうかと思っている勝谷読者も多いのではないでしょうか。
それにしても切れ味のいいコラムですな。文章として美しく内容も濃い。800字、平均で一文33文字。語尾は変化に富み、24文中「だ。」は一か所のみ。「だ率」4%。こういう文章を書かなくっちゃぁね。北原さんでしたっけ(笑)。
 また、このところ勝谷誠彦さんと日垣隆さんの往復文書のようなメルマガがおもしろい。
 
 そうそう昨日のことである。荒俣さんというむちゃくちゃな読書家なのだが、とても気さくなオジサンと膝を交えて話をした。そこでおもしろい読書論を拝聴した。そのあたりの話をしたかったが、ううむ、またまた出勤の時間がきてしまった。「おばんざい屋」の話も書きたいが、どちらも次の機会ということで。時間をくれ〜(泣)。
 そんなことで行ってきま〜す。