本屋から飲み屋へ

 昨日、一昨日と仕事がらみの飲み会が続く。取りあえずビールで通したので、二日酔いになるほどではない。
 昨日、飲み会に行く前にいつもの本屋さんに立ち寄る。「文藝春秋」の11月号がまだ買ってなかったことと、注文しておいた本が届いていたんでね。
注文してあったのは、奥山景布子『たらふくつるてん』(中央公論新社)、小林よしのり『戦争する国の道徳』(幻冬舎新書)、高村薫『太陽を曳く馬』(新潮社)の上下2冊である。
『たらふくつるてん』は今月末に奥山さんの出版記念会が大須であるのだが、そのときにサインしてもらわなければならないので。
『戦争する国の道徳』については、そっち系の思想を確認しておきたかったから。
『太陽を曳く馬』は、先日、開催した読書会の課題図書『仏教教理問答』の中にも出てくる本で、とりあえず図書館で借りて読んだ。買わなかったのは、高村さんの作品が歯に合わないからなんです。で、読んでみるとこれが仏教系の話でおもしろかった。これは手元において読み直そうと思ったんですな。これに雑誌を3冊加えると1万円だった。飲み屋に行くにしては、けっこうな量になったが仕方ない。レジで支払いをしていると、横で新刊コーナーで一冊の本が気になった。高橋正樹『日本の火山図鑑』(成文堂新光社)である。おおお、日本列島にある110の火山のガイドブックで、うわー凄い迫力だ。日本が恐ろしい火山の島だということを改めて実感する。面白い本ですぞ。
 宴会場にいくと、まだ誰も来ていなかったので、紙袋から本を出して読みだした。本に付箋を打っていると、遅れてきたメンバーに「なにやってんねん」と言われてしまった。「本を読んでまんがな」と答えると、「そんなつまらんこと止めてさっさと呑むで」と生ビールのジョッキーを渡された。
 呑み方はじめ!