1972年の今日、沖縄の施政権がアメリカから日本に返還された。当時の首相の佐藤榮作はその日の日記にこう記している。
《九時四十分公邸発、沖縄復帰記念式典を十時半から武道館で一万余人のもとで行ふ。(中略)六時から記念レセプションを迎賓館で行ふ。(中略)民社や公明党の人達は式典にもレセプションにも出席してくれたが、社会党並に共産党は欠席。又夜遅くまでデモる。困った連中だ。》
昨日もその困ったちゃんたちは、官邸前で安保法案に反対ということで、なんと日本の人口の0.000004%が官邸前に集結した(笑)。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150514-00000044-jij-soci
やっていることが、43年前から変わっていない。いやいや55年前の安保反対闘争には3万人のアホ学生が官邸周辺で騒いでいるから、今回の500人と比べると、60倍も当時は関心があったんだね。
それでも、時の首相だった岸信介は官邸で孫と遊びながら、こんなことを言っている。
「国会周辺は騒がしいが、銀座や後楽園球場はいつも通りである」
ちなみにこの孫というのは安倍晋三さんなんですけどね。
また、官邸前で喚いているのは、国民の声ではなくて、ごくごく一部の国民(それも疑わしいが)でしかないことを普通の国民は知っておくべきだ。
今も昔もことさらに話をこじらせようと騒いでいるのは、ごくごくごくごく一部の原理主義者か特定の国から便宜供与を受けている皆さま方なのである。
でも3万人が500人にまで落ち込んでいるそうだから、じり貧といっていいだろう。
ワシャは素人なのでよくわからないけれど、この安全保障法制の閣議決定に対して、共産党や社民党が反対し、中国共産党や韓国が不快感を示しているところをみると「ああ、この法律は日本のためになるんだ」と思えるから不思議だ。