北の国から(その3)

 2日目は札幌泊。宿は札幌駅西口の前にある「ホテルグレイスリー札幌」、立地がよくセキュリティもいい。ベッドは硬めのセミダブル、バスタブは広く、シャワーは温度調節が簡単なタイプである。トイレはウォシュレットだが、温便座機能がついていなかった。寒くなると使いづらいだろう。
 前日の夜は、すすきので仲間と痛飲した。仲間は2次会にまわったが、ワシャは翌日の仕事の準備があるからと、一人別行動をとった。久しぶりの札幌なので少し歩きたかったのである。
 夜の札幌〜あなたに逢えて〜♪
 う〜ん、「北空港」の心境じゃない。どちらかというと、「北の国から」の「純のテーマ」が流れている。
http://www.youtube.com/watch?v=U1FLl-1aIRs
 すすきのでは、やたらと客引きを見た。以前はこんなにいなかったが、景気が悪いのだろうか。こんなところでキャッチされるとぼったくられるので、そそくさと通り過ぎ、駅前通りに出る。涼みがてらというか、本当に涼しい風に吹かれながら駅前通りを北に歩く。ホテルに戻る前に札幌駅構内のショップに立ち寄って土産を買い、南口広場でビアガーデンがオープンしていたので1杯だけビールを飲む。
 ホテルに戻ると、歩き疲れたんでしょうね。着替えもそこそこにベッドに倒れ込んで、そのまま朝までぐっすりだった。久しぶりに熟睡したわい。

 起床は午前3時、ベッドの中でまどろんでいると、午前3時30分には白々と夜が明けてくる。北国の夜明けは早い。午前4時、トマトジュースを買うためにホテルを出てコンビニに向かう。そのついでに早朝の札幌を散歩する。
 深川の朝散歩でこりているので、長袖のシャツを着ている。だがやはり寒い。地下鉄南北線の走っている駅前通りの一本西の通りを南に歩く。「道庁旧本庁舎」から北大の植物園まで足を伸ばす。木立ちの間を抜けてくる風は爽やかだ。愛知県のじっとりとまつわりつくような湿度がない。
 午前5時、ホテルにもどってシャワーを浴びて、荷作りを完了すると6時を回っていた。午前中は札幌を駆け回り、午後の便で千歳からセントレアに戻った。飛行機の中ではいろいろあったが、思いだしたくないので書かない。
 愛知県にもどって夜はプロジェクトチームの若い社員との一杯会があった。こちらのほうはとても楽しかった。
 それにしても目の回るような3日間だったわい。