ふざけたことを言うな

 今朝の朝日新聞の社説である。
http://www.asahi.com/paper/editorial.html#Edit2
《日本と韓国―領土問題で熱くなるな》と題して、戯言を書き散らかしている。
 冒頭、《日本と韓国の間で「領土」にまつわるあつれきが目につく。》と書き出す。もちろんこれは自民党の3議員が、韓国鬱陵島視察をするために金浦空港まで行ったのだが、韓国政府に入国を拒否されて、
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110801-00000028-mai-kr
結果として、
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110801-00000151-jij-pol
3議員は日本に送還された。この一連の事件を社説にしているわけだ。

 さて、朝日の論説委員は言う。
《領土問題は、簡単に解決できるものではない。短兵急にことを構えず、事態をこじらせぬよう、自制した大人の対応が双方に求められる。》
 バカを言うな。短兵急にことを構えず、自制しつづけた結果、北方領土はロシアに踏みにじられ、尖閣諸島では、海上保安庁の船が攻撃され、竹島は韓国に実効支配されているのだぞ。
 朝日新聞を初めとするサヨク論壇のためにこの国がどれほど不利益を被ってきたことだろう。こと領土に関しては、国家の主権に関わることである。少なくとも韓国は何の根拠もなく、歴史を捏造して竹島を不法占拠している。このことは韓国が、この竹島案件を絶対に国際法廷に持ち込まないことからも明々白々である。
 1952年1月、軍政を布く韓国李承晩大統領が、サンフランシスコ講和条約の発効前に「李承晩ライン」という線を韓国周辺海域に勝手に引いた。これは講和条約竹島が日本固有の領土として認められたために、強硬手段として李承晩が措置したものなのだ。
 こういった行動を日本では、「火事場泥棒」と言う。李承晩の火事場泥棒から60年が経過しようとしている。その間、日本は自制し大人の対応をしてきたのではないか。60年という歳月の末の行動のどこが「短兵急」なのだろう。
 韓国政府は3議員にこう説明した。
《公共の安全を害する恐れがあり、両国の友好関係に役立たないため》
 そもそも韓国が竹島に警察を常駐させていることこそが、両国の友好関係を壊しているのである。そして、これが軍でなく警察というところが韓国政府の姑息なところである。だって、軍なら即戦争だからね。

 3議員の一連の行動は、やや戦略性に欠けたものの、問題を顕在化することには一役買ったと思う。「領土問題は冷めてしまってはいけない」のである。
 国売り社説が言うように《刺激しあうことを避け、悪循環にこれ以上はまらぬように自制すべきだ。》では駄目なのだ。
 加えて、3議員が行こうとしていた鬱陵島には「対馬は韓国の領土」と大書された石碑もある。どこをどう押せば対馬が韓国領になるのか。朝日論説の言うように、弱腰の自制を続ければ、国家の主権たる領土を守ることなど、百年たってもできるものか。
 日本人よ、領土問題で熱くなれ。決してサヨクの口車に乗せられ、国を滅ぼすことなかれ。