愛知県議選分析 その2

(上から続く)
日本一愛知の会
 こっちは大村知事の地方政党である。24人を擁立し、2人が無投票になった。だから選挙戦に臨んだのは22人である。その中で当選したのは3人、率にして13%、大惨敗と言っていい。大逆風の民主党ですら55%の当選率である。この酷さが際立っていることがわかるだろう。
 県議選にも関わらず、国政選挙よろしくわざわざ選挙対策本部を立ち上げたんでしょうね。その選対で凸凹コンビがテレビカメラの前に仲良くならんで開票待ちをしている。大勝利だったらまたぬるま湯でもかぶるつもりだったんでしょうか。
 結局、「減税日本」も「日本一愛知の会」も鳴かず飛ばず、二人ともいたちの屁でも嗅がされたような顔で終始ご機嫌ななめだった。
 さて、一蓮托生の河村、大村コンビを総括しよう。減税19+愛知の会24=43が立候補している。そして、両派併せて18人が当選しているので41%の当選率となる。つまり凸凹コンビの二党は、負けた負けたと言われる民主よりも県民に受け入れられていないことが分かる。
「よーけとったがや」
 とミャーミャーさんが豪語しているが、そんなことはないのである。三宅久之さんが言われるとおり、凸凹コンビ率いる地域政党に対して、愛知県民は「否」を突きつけた。そのことを真摯に自覚しなければ凸凹に明日はないだろう。
 昨日の夕方のニュースで「これは言ってはいけない」という発言が大村チンから出た。これまでワシャは、大村チンに対して河村さんよりも好意的に接してきたつもりだ。少なくとも、河村さんより、まだ見どころがあると思っていたからである。
 しかし、ここにきてワシャはこのチンに対して態度を一変せざるを得ない。それはこの発言を聴いてしまったからだ。
 このチン、言うにことかいて今回の「日本一愛知の会」の大敗北の原因をこう言ったのである。
「候補者の活動量が少なかった」
 いいですか、落選した候補者の動きが鈍かったから負けたんだと言ったんですぞ。
(下に続く)