愛知県議選分析 その1

民主党
 選挙前の35議席を9つ減らして25議席菅直人仙谷由人の暴政の割にはよく踏みとどまったと思う。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000269-yom-pol
 民主党愛知県連の幹事長が泣いているが、そりゃあんたの責任じゃないって。

自民党
 愛知自民は7つ議席を増やした。民主への逆風がフォローになった格好だ。本来なら政権交代をうけて、地方自民も大幅な世代交代が進むはずだったが、菅・仙谷の失政で「これならまだオレができるぞ」と老害政治屋に妙な自信をつけさせてしまった。だから、ミニ版森喜朗がずいぶん生き残っている。
 誰とは言わないが、名古屋選出の某議員の秘書はあちこちの自治体に、「県会議員の■■■の秘書ダガヤ」と電話をしては、無理な依頼を押し付けてくる。その中には詐欺まがいの商売に加担していると思われるものすらあった。こんな筋の悪い自民系も生き残っているのだからかなわない。
 11期から8期が5人いるが、みんな自民党である。8期もやればもういいでしょ。どんなに澄んだ水だって腐るし、どんなに回転のいい歯車でも油が切れる。潔い進退、これも政治家の美点だと思うがいかがかな。

公明党
 1増、どうでもいい。

共産党
 細かく割った選挙区選挙では、共産党は浮かび上がることはできない。共産党などという物騒な名前を変えない限り、日本では党勢拡大は無理だろう。たまにいいことも言う党だけに党名にこだわる頑なさが惜しまれる。

減税日本
 河村市長は、13議席をとったことを強調しているが、河村踊りが流行っている名古屋市内ばかりで、愛知全県にはバカ踊りが感染しなかった。
 昨日の「たけしのTVタックル」が統一地方選の総括をしていた。そこに名古屋のスタジオから河村ミャーミャーさんが出演していたが、東京の識者たちにはまるっきり相手にされていなかった。
「名古屋には1兆8000億円の借金があるでしょう」
「国から交付税措置をされていて、市民税減税はありえない」
ポピュリズムの最たるものである」
減税日本をこの程度で抑え込んで名古屋市民が賢明だった」
 最後の発言は三宅久之さんが言ったのだが、それは違う。名古屋市民は13人もの減税日本党員を当選させてしまっている。名古屋市以外の愛知県民が減税日本を落選させた。賢明なのは愛知県民である。
(下に続く)