《生命財産を守る唯一の手段は明確な政策を示すことである。我慢の限度を明確にすることである。紙に書いても無駄である。挑発行為が発生したら、すかさず行動を起こすべきである。今までは極力、衝突を避け、脅威を与えないような政策を取ってきたが、これからは毅然たる姿勢を示すことは可能である。善意で彼らに接し、多くの慈善事業を提供した。彼らはこれが理解できず、逆に利用し、どんなひどいことをしても構わないと思っている。これはきっぱりと止めさせなければならない。》
漫画家の小林よしのりさんからの孫引きで恐縮だが、この文章を読んで、膝を打ってしまったので記しておく。アメリカ人外交官のラルフ・タウンゼントは、自身の著書『暗黒大陸 中国の真実』(芙蓉書房出版)の中で中国のことを看破した。今から77年前の、昭和8年に書かれたもので、まったく中国という国柄が成長していないことに愕然としてしまう。
コラムニストの勝谷誠彦さんの昨日のメルマガに中国のことが書いてある。
《支那がらみのニュースはこの日記を読まないとわからないですよ。まわりのみなさんに広く教えてあげてくださいね。》と書いてあったので、勝谷さんの話を要約して書いておく。
まず、勝谷さんはこのニュースを
http://www.asahi.com/politics/update/1029/TKY201010290546.html
「日本国のためにまことに喜ばしい」と言う。
「日中が首脳会談をすることの方がおかしい」と指摘し、「胡錦濤、温家宝は江沢民一派と軍に追い詰められている」と結論付けている。
さらに「共産党中央宣伝部」の握力が落ちているとも言っている。
http://www.asahi.com/international/update/1029/TKY201010280623.html
日本からの青年万博訪問団の取材を、北朝鮮のごとく妨害をしてみたり、一転、
http://www.47news.jp/CN/201010/CN2010102901000723.html
取材を許可したりと右往左往している様子がうかがえる。勝谷さんは、その他の報道も分析をして、「中国共産党の内部抗争が激しいのでは」と推論を立てている。そして、日本との間が冷えれば冷えるほど中国政府内の不協和音は大きくなっていくらしい。
一旦は「尖閣紛争」で敗北した日本の取りうるべき手段は、《支那との関係を「徹底的に冷え込ませる」のが今の日本の戦略なのだ。》と言われる。そのとおりだと思う。
(下に続く)