大きな北朝鮮(中国)でデモが止まらない

 24日、陝西省宝鶏市でも反日デモ。 
http://sankei.jp.msn.com/world/china/101024/chn1010241604007-n1.htm
 24日、甘粛省蘭州市反日デモ
http://sankei.jp.msn.com/world/china/101024/chn1010241127003-n1.htm
 前日には四川省徳陽市で反日デモ、今後は江蘇省南京市でもデモが予定される。
http://sankei.jp.msn.com/world/china/101024/chn1010240934002-n1.htm
 反日のスローガンを掲げながらも、その実は「官僚腐敗に反対」「住宅価格高騰の抑制」など政府批判が始まっている。中国全土に収入格差や汚職への不満が燎原の火のように拡がっていく。どうする大きな北朝鮮

 ただ、このデモだけは別である。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101024-00000556-san-int
 チベットで民族同化教育に反対して学生たちが声を上げた。このデモを大きな北朝鮮に潰させてはならない。チベットの子供たちを守れずして、日米欧は偉そうなことを言うな。

 日米韓がいくら経済制裁を実行しても裏口からどんどんぜいたく品が北朝鮮国内に流れ込んでいる。
http://sankei.jp.msn.com/world/america/101023/amr1010231056005-n1.htm
 アメリカが強く中国を牽制しても、大きい北朝鮮から小さい北朝鮮に物資が流れ込む。大きい北朝鮮が小さい北朝鮮を大切にするのは当然でござる。中国を普通の国家と思うのは間違いである。だってデモに行く学生の規制まで当局がかけてくるような国家なのである。

 トム・クルーズ主演のアメリカ映画「ワルキューレ」をご存じだろうか。1944年に起きたヒットラー暗殺計画の全容を描いたもので、2008年に製作されている。
 その中で興味深いのは、独裁国家の内部が描かれている点である。独裁者の存在によって組織がどう動くものなのか、右往左往するものなのかよく解かった。
 そして、一党独裁制をとる中国、北朝鮮が、あの第三帝国とまったく同様であるということもよく理解できる。
 ナチスというと眉を顰めるが、同様の体制が21世紀の東アジアに2つも存在していることを人類は忘れてはいけない。
 何が「戦略的互恵関係」だ。笑わせるなって。