(上から続く)
世に成功している人で本を読まない人はいない。先人の知恵、同時代の賢人の書に当たらずして成功は難しい。「私は本を読まなくてねぇ」と言っている成功者は謙遜しているか、隠しているか、あるいは読んでいることを自覚しないほど日常的なものにしてしまっているかのどれかだろう。
それほど、生きていくのに手助けとなる本を読まない人が52%もいるなんて有り難いじゃないですか。スタートからレースを降りてくれている。残りの48%の中で競争すればいいわけだからずいぶんとライバルは減る。
偏見ではない。パチンコ屋で週末をずっと台を見つめて過ごす人と、週末に自分のスキルアップのために読書に励む人の、どちらが人生で成功する確率が高いだろうか。
まぁ、本を読むからといったって偉いわけでもなんでもない。成功といったって、死んで灰になってしまえば、「はいそれま〜で〜よ」てなことで大した差はないのかもしれない。
でもね、ワシャは個人的に思っている。ワシャには限られた人生の中で知りたいことややりたいことがいっぱいある。死んでからでは何も知ることが出来ないので、生きているうちに知りたいし、やりたい。
だから、読書をしたり、観劇に出掛けたり、講演会に行ったり、セミナーに参加したり足掻いているわけなのである。とても、パチンコ屋に行って銀玉遊びをしている余裕など1ミリもない。
パチンコより読書が好きなワシャとしては、結果として大差はないのかもしれないけれど、ちょこっと読書をすることで前よりも1ミリだけ世界が開けたり、世界が理解できるようになると思う。
ゆえに、もし身近に52%の中に埋没している人がいればお節介を焼いてあげようと思っている。