酔笑人神事(えようどしんじ) その1

 昨日、というか夕べ、熱田神宮に行った。通常なら「参拝に行った」と書くところなんだが、参拝はしなかった。では、何しに出掛けたかというと、熱田神宮で年間70余ある祭典・神事が執りおこなわれるわけだが、その中の「酔笑人神事」というものがあって、それが夕べ執り行なわれた。
 タイトルにも書いたけど「酔笑人神事」は「えようどしんじ」と読む。「酔」と「笑」が逆のような気もするが細かいことは置いておく。

 午後6時40分、東門から境内に入り、本宮脇の神楽殿前に進む。すでに物好きな人々が集まっている。ざっとワシャが数えただけでも270人の老若男女が神官たちの登場を待っていた。
 午後7時、神楽殿に隣接する勅使館から16人の狩衣姿の神官がお出ましになる。すでに熱田の杜は薄暗くなりはじめている。「案内か解説があるのかな?」と思っていたら唐突に神官たちが動きはじめた。

※ここからは儀式の様子が続きます。面倒くさい人は「酔笑人神事 その2」を飛ばして「酔笑人神事 その3」にお進みください。
(下に続く)