岐阜を走り回る

 夕方、岐阜県から帰ってきた。今回はいろいろ調査することがたまってしまって、盆休みを使って美濃から飛騨をうろついていた。
 調査その1、岐阜県多治見市は日本一暑い町を標榜しているが本当に暑いか現地で体験してみた。8月11日午後1時から2時、多治見市の中心市街地に立つ。
 ジリジリジリジリジリ……
「暑い!」というより「熱い!」
 南から強い風が吹いていたが、まさに熱風、もしかしたらワシャの眉毛が焦げたかもしれない。昨日は各地で猛暑日となった。多治見は最高気温37.6度で全国1位となったそうだ。しかし、ワシャの持参した温度計では43度を記録している。恐ろしい暑さだった。もう少しで熱中症になるところでしたぞ。まぁ夕方にちゃんと手当て(冷たいビールの補給)をしておいたので大事には至らなかったけどね。
 多治見のこの暑さは、やはり地形的なものが影響している。濃尾平野を吹きわたってきた熱い南風が、尾張と美濃を隔てる山系に駆け登り駆け下りるとフェーン現象を引き起こすらしい。
 多治見の暑さに比べると三河の方が幾分涼しいような気がするが、この時期、どこにいたって暑いものは暑い、ということなんだろうね。
 調査その2、前々から噂で「天ころ」のうまい店が多治見にあるというので現地調査に入った。「天ころ」というのは、海老天ののった冷たいうどんのことで、これは見つけて食べてきました。美味かったですぞ。
 調査その3、戦国期の美濃、飛騨の有力豪族の配置とその位置関係を調べた。岐阜県を走り回って概ねの感じは掴めた。これで『国盗物語』を読むと2倍楽しくなる。
 調査その4、東美濃界隈にブックオフが5軒ある。そこにどんな本が並んでいるのかを調査しなければならない。調査の結果、帰りの車は重くて重くて……
 
 というようなどうでもいいことをやっていて、へとへとになってしまった。なので今夜はこのあたりで失礼します。おやすみなさ〜い。