午前4時半に起床。朝刊を取りに行って、30分ほど書庫でごそごそしていた。体がベタベタするので、汗を流すためにシャワーを浴びようと浴室に入った。シャワーコックをひねって温水を頭からかぶっているときに突然ゆさゆさと揺れるからびっくらこきますがな。最初は、夕べの酒のせいかとも思ったが、これだけはっきりした揺れが酔いのせいであるわけがない。
「地震だ」
そして同時に「震度3だな」とも思った。
次の瞬間、ワシャは無意識に動いていた。シャワーも止めずにすぐに浴室の扉を全開にした。こうしておかないと次に大きな揺れがあった場合、閉じ込められる危険性があるからね。その後、シャワーを止めて、体を適当に拭いて、急いで、しかし慌てずに着衣を身に着ける。
どうやら次の揺れは来ない。あれが本震のようだ。あの揺れの感覚からだと、直下地震ではないと思った。少し離れたところの比較的大きな地震ではないか、そんなことをフラッシュのように考えながら、急いで、しかし慌てず(くどいけれどこれが重要)にリビングに行き、テレビのスイッチを入れた。
災害時はなんといってもNHKが役に立つ。5時9分にはもう各地の震度がテロップで流されている。おおお、静岡県中部に震度6が表示されている。大きいな。発生は5時7分、震源は駿河湾、震源の深さは20キロ、マグニチュードは6.6となっている。
この時、思ったのが「ついに東海地震が発生したか」というものだった。震源は間違いなく東海地震の震源域内である。震源がやや浅い。位置から類推するにプレートの境界面での地震だと思う。今後、気象庁がどういう発表をするか中止しなければいけないが、要件的には「東海地震」の一種と考えていいのではないか。
でも、今まで「東海地震」については、大山鳴動してきたから、ネズミ一匹というわけにもいかない。だから、「東海地震」というビッグネームは戴けないかもしれません。今後も地震オタクのワルシャワとしては、この地震に注視していきたい。
あ、そうそう、今日から急遽、岐阜県に行くことになりました。今日あたり今年一番の厚さになるということですので、日本一アツい町を標榜する「多治見」を体験してきたいと思っています。帰りは12日になります。ですから、明日の更新は少し遅くなるかもしれません。