【環境】
世界の情勢はCO2の削減どころの話ではなくなってきた。国際経済が氷河期なのである。地球くらいは温暖になってもらわなければ凍死者が続出しますぞ。
福田元首相には「環境」以外に政策らしい政策がなかったものだから、年初の施政方針演説でそればっかりぶち上げちゃった。勢いを受けたのは環境原理主義者の皆さんで、そりゃぁもう大騒ぎさ。でもね、国民まで巻き込んでのエコブームなんてそんな馬鹿騒ぎをしているのは日本くらいのものなんですけど。日本人だけに重い負担を強いて、一所懸命にCO2を削減したとして、2050年までに抑えられる温度が0.004度ときた日には、なんにもしない方が増しだって。
ここにきて漸く冷静で客観的な学者やジャーナリストが、「ちょっとおかしいんじゃないの」と声を挙げはじめた。いいことだ。エコライフなんていう悠長で贅沢で無駄なことをやっている暇があったら、とにかく世界同時不況から抜け出すことを考えよう。
多分、そんな空気が日本を覆うのでCO2を削減するというエコブームは終焉すると思っている。むしろ流れは省資源の方向に進んでいくだろう。