防災の日

 大正12年というから84年前のことだ。関東地方をマグニチュード7.9の大地震が襲った。中越沖の地震マグニチュード6.8だから地震そのものの規模は中越沖の30倍以上ということになる。本所の陸軍被服廠跡には火災に追われた市民が続々と詰め掛けた。その数、35000人とも言われている。ここで火災旋風が発生した。このため火に囲まれてほとんどの避難者が焼死した。
 関東圏への人口集積は当時よりもはるかに過密となっている。『吾輩は猫である』の寒月のモデルとなった寺田寅彦がこう言っていた。
《文明が進めば進むほど天然の暴威による災害がその激烈の度を増す。》

 ワシャは今日、上京する。鞄の中には、手動充電の階中電灯、ラジオ、簡易トイレ、ホイッスル、水、食料などを携行している。これで大震災に遭遇しても大丈夫だ。(ホントかいな)
 明日、戻るのは夕方になります。それでは行って来ますぞ。