今朝、竜を見た。居間で寛いでいたら白い竜が宙に浮いているではないか。ワシャの鼻先10cmほどのところで竜は悠々と漂っている。
 居間の虚空を見つめ「竜がいる」と言ったら、家族はみんなズズズッと引いてしまった。「天正3年に長居をしていたので、ついにパーになっちまったか」というような眼でワシャを見るんじゃない!本当にこの部屋に竜がいるんだってば。

 種明かしをすれば、ワシャの鼻の先に長さ数ミリの埃が漂っていたんですな。それが見事に竜の形をした誇りなんですぞ。それが面白くてずっと見てしまいました(それはそれで恐いかも……)。

 羽生名人が『決断力』の中で言っていた。
《これ以上集中すると「もう元に戻れなくなってしまいのでは」と、ゾッとするような恐怖感に教われることがある。》
 う〜む、ワシャも連休中にちょこっと集中し過ぎたようだ。もうちょっとで天正3年から戻れなくなってしまうところじゃったわい。