宴会1

 職場の役職者で宴会。退屈この上ない。幹事がつまらぬ気を回して「コンパニオン」を呼んだために宴会はますます面白くなくなった。役職者には女性もいるんだ。もうちょっと状況を考えろよ。
 コンパニオンとつまらない会話などしたくもないので、同僚の女性を含めた数人で車座をつくった。ネタとして洋泉社新書yの「突然死タイプ」を持ちこんだので、それを基にして、2年前に心筋梗塞で突然死した同僚の話題などで盛り上がる。
 新書の冒頭に仕事面で心臓病にかかりやすいタイプとして5例が掲出してあった。
「相手に不必要な敵意を持ち、競争心が強い」
「時間に対する切迫感が強く、食事を摂るスピードが速い」
「同時に二つ以上の仕事を並行してやることが多い」
「相手が不快に思うほど、必要以上に大きな声で話す」
「しかも早口で、怒りっぽい行動を示す」
 死んだ同僚にもぴったりはまるが、ワシャにもはまってしまった。やばい。
 今日からは「相手に敵意を持たず、競争せず、時間にルーズになって、ゆっくり食事をして、一つのことしかやらずに、小声でのろのろと話し、いつもニコニコ愛想笑い」で生きることにしようと思ったが、できるわけないじゃないか!