沖縄への基地集中に思う

 今日の朝日新聞オピニオン欄の「耕論」がバリバリに赤色で笑える。「沖縄への基地集中に思う」が大テーマである。その下にこう添え書きがある。

《あの戦争では本土防衛の「捨て石」に。戦後は四半世紀の米国支配。そして安全保障では「太平洋の要石」。沖縄に在日米軍基地が集中するのは、仕方がない。そう思っていませんか。》

 朝日らしいねぇ(笑)。

 まず、大東亜戦争で沖縄は本土防衛の「捨て石」にされていない。これは断言できる。国家の存亡をかけた大戦争である。沖縄が日本である以上、そこを全力で防衛するのは当然のことで、日本は最終的に戦艦大和、第二艦隊まで特攻させ沖縄を守ろうとした。沖縄を守るために、どれほど多くの尊い命を投入したことか。日本政府、日本軍は総力戦で臨み、そして米国の物量に敗北したのだ。

 戦後は確かに26年の間、沖縄は米国の管理下に置かれたことは事実。でもね、昭和46年6月に沖縄返還協定調印により日本に帰ってきた。ロシヤなど80年近く北方四島を占領したままだよね。まずはそっちに文句を言え!

 安全保障については、西太平洋というか日本の生命線であるシーレーンの「要石」であることは間違いない。ここに米軍が駐屯することで、巨大軍事国家の志那も傍若無人な行動を控えめにしている。

 まさに現在のフィリピンの情況を見てほしい。アメリカのクラーク空軍基地が1991年にフィリピンに変換された途端に、支那が長い舌を伸ばして、南支那海全体を自国領海と言い始め、何もなかった海嘯に軍事基地を3つも造りやあがった。

 そしてこのあいだは、現在はフィリピン本土の目と鼻の先で、フィリピンのEEZ内で支那の海警(事実上の軍)により襲われフィリピン側に負傷者が出た。

 沖縄から米軍が撤収してごらんなさいな。あっという間にあの辺りに支那の漁民を装った海上民兵(軍隊)が、続いて海警(軍隊)が、そして人民解放軍の軍艦が押し寄せてくるから~。どうして近くで起きている現実を見ないかなぁ、朝日新聞

 残念ながら地政学上、沖縄は最前線に立たざるを得ない。まさに対馬朝鮮半島方面の最前線に立っており、理不尽な半島人によって神社が襲われているように。対馬半島人に蹂躙されるのは、もちろん警察力の不足と言うこともあるだろうし、日本人の関心が薄いということにも一因がある。

 日本人は国境の町、国境の島から目を離してはいけないのだ。そこには充分な警備力(軍事力を含む)を配置しておかなければ、狂犬国家に必ずや噛みつかれる。

《沖縄に在日米軍基地が集中するのは、仕方がない。そう思っていませんか。》

 沖縄に在日米軍基地が集中するのは必然なのだ。支那共産党独裁を排除して、穏やかな民主主義国家にならない限り、国境に力を置いておかなければチベットウイグル内モンゴルに続くことになる、そのことを日本人は忘れてはいけない。

「耕論」では俳優、沖縄県のアドバイザリーボードのメンバー、ジャーナリストの3人がグチグチ言っているけれど、木を見て森を見ない軽論ばかりなので読むまでもない。