マロニエ

 マロニエ冨永は、また懲りずにツイッターをやっているのか。マロニエ冨永こと富永格氏については、ここをご覧くだされ。
http://d.hatena.ne.jp/warusyawa/20150805
 3年前は旭日旗でとんでもない嘘を垂れ流しやがって、ボコボコにされたのにもう忘れてしまったのね(笑)。そのあたりの経緯はここに詳しい。
https://twitter.com/buhydcwucvu
 朝日新聞の元特別論説委員、今回は、朝日新聞の「声」への投稿を引っ張ってきて、《日本は子育てのし難い国だ》とまたおフランスから日本の悪口を撒き散らしている。
《9月1日付朝日「声」欄から、凄まじい体験の連打。少子化の流れが止まらないのは、全国に同じような話がゴロゴロ転がっているからでしょう。》と喚いている。
 バカのツイッターはひとまず措いておいて、バカの取り上げた投稿を見てみよう。40代女性の投稿の論旨はこうだ。

①以前に勤めていた銀行で職員の妊娠が相次いだ時、支店長が「かなわんな。お祓いしやなあかんな」と言った。妊娠した職員の一人が流産したときに同じ支店長が「今の時期、腐ったりしやんやろうで、出すのは年度が変わってからにして」と言った。
②10年前、国の機関に非常勤職員として働いている時に、産前産後休暇の取得申し出をしたところ、総務課長から「妊娠したら辞めてもらっている」と言われた。
③近所の保育園が建て直されるので、住民説明会があった。そこで「園児の声が漏れないように防音壁を設置してほしい」「園庭の砂が外に飛ばないよう人工芝にしたらどうか」という提案があった。この提案に対して「胸が痛みました。日本が子育てしやすい国になる日は、果たして来るのでしょうか。」と締めている。

 まず①について。この女性の記憶が正しいとするなら、こんな発言をする支店長は下司の下衆である。こんなことを言うクズはそうそういない。こんな無礼者は特殊な例であり、こんなゲス野郎がどの会社にもいるとは考えられない。少なくともワシャが知っている百社くらいの西三河の企業、銀行にはこんなボケはいないと断言できる。これは国の問題ではなくて、この支店長の人間性の問題である。
 ②については、10年前には旧態依然とした慣習が残っていて、非常勤職員では産前産後休暇は取り辛かったこともあった。ワシャもそう思う。しかし、今はずいぶん改善されてきて、国の機関の総務課長が「妊娠したら辞めてもらっている」とは言わないし、今は言えない。この女性の言っていることも、現在のことではなくて、10年前のことを蒸し返しているだけのことである。10年前の事例をもって、「日本が子育てしやすい国になる日は、果たして来るのか?」って言われてもねぇ。一昔前の体験と、極めて個人的な事例を並べて、現在の一般論として語られても説得力はない。
 ③は、そりゃどこでやってもその程度の提案は出るでしょ。これだけ個人主義がはびこれば、保育園の建設でなくとも、老人福祉施設、公園、図書館などでも違った視点から提案は出る。
その程度の投書を、マロニエ冨永は《凄まじい体験の連打。少子化の流れが止まらないのは、全国に同じような話がゴロゴロ転がっているからでしょう。》褒めあげている。
「凄まじい体験の連打」ってほどのものだろうか。「全国にゴロゴロ転がっている」って、マロニエくんは実際に調査したんかい。何の関係もない安倍首相とネオナチのデモを、関連付けたときも、まったく情報ソースを確かめもせず、実しやかにツイッターに上げて、ウソがばれたらさっさと削除して逃げでいる。
 この程度のファクトで、それが少子化を助長している要因だと真剣に思っているとしたら、朝日の特別論説委員というのは阿呆だね(笑)。