(昨日の続き)
「後期高齢者医療のときにえらいこと叩かれた。名前が悪いというんですよ。後期高齢者がまずいですか。でも末期高齢者というのもなんだし、終末高齢者というのもどうだろう。長寿高齢者にしておけばよかったですかな(笑)」
「後期高齢者の医療負担が10%、これが高いという。子供が20%である。子供をもつ親御さんたちは、もっと安くしろという。一般が30%、ここだって安くしてほしい。これもあれも安くしろとなると財源をどこに求めるのか。このあたりが一番まともな線ではないか」
このあたりと言っているのは、小泉さん決めた10、20、30%のことで、自画自賛している。
「病気になったときにどれだけ負担をするのかを、年齢で差別しなくてなにで差別するの?」
「この話はどの政党が担当しても厳しい。民主党も野党の時は『医療費をもっと安くしろ』と言っていたが、民主党が政権与党になって現実に安くなりましたか?(笑)」
確かに仰るとおり。長妻さんも野党時代とうって変わって物静かな男になった。与党になって元気だったのは、物事の本質が見えないチィパッパ福島瑞穂だけ。
「動乱期を舞台にした小説が好まれる。その時代を人がどう生きたかが参考になるから。本を読むとその人の人生を体験できるから」
小泉さんは司馬遼太郎が好きだとあちこちで言っている。そのことを念頭においての発言だろう。
「第二次世界大戦以降、日本がここまで回復するとは誰も予想しなかった」
「戦後の荒廃した状況の中で『国民が長生きする国を造ろう』という目標を立てて国造りをしてきた。なったじゃありませんか」
「食べ物は全体に行き渡り、衛生状態も良くなってきた。病院も作ろう。きれいな水を飲めるようにしよう。なったじゃないですか」
「よく講演に行くとペットボトルの水を出すところがあるが、日本の水は飲めるんだ。今日のこの水差しの水は水道水だと思うけれど(笑)」
「こんないい国になったのに『政治家の皆さんありがとう』とは言ってくれない」
汗をかいた政治家もいただろう。しかし、単に利権に群がっただけの政治屋も多かった。例えばオラが西三河の先生様だった稲垣実男なんて愚者の代表みたいな男である。そのあたりは去年の5月29日の日記
http://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=427365&log=20100529
に書いたけれども、こんな政治屋に「ありがとう」は言えないよね。おっと、ここらから小泉さんの講演の佳境に入っていくのだが、1000字をこえてしまった。小泉劇場のクライマックスは明日のココロだ。