今月15日に行われた天皇陛下と習近平副主席との会見について、識者から小沢幹事長や鳩山首相への批判が噴出しはじめた。
福田和也氏(文芸評論家)《総理でも閣僚でもない一党の幹事長というだけの人間が、皇室の営為に口を出し、ルールを捻じ曲げたということは許されない。戦前だったら不敬、国賊と言われ、切腹して償わなければならないでしょう。》
佐々淳行氏(初代内閣安全保障室長)《これは民主党の小沢一郎幹事長と鳩山由紀夫内閣の「天皇の政治利用」だと断ずる。》《143人の現役議員に、1人1秒足らず、胡錦濤主席と握手させ、写真をとらせる演出は、まさに宗主国に恭順する近隣国の“朝貢の図”で、誇りある日本人の正視に耐えない。》
勝谷誠彦氏(コラムニスト)《それにしても今回の習近平と天皇陛下の会見ほど、日本国民の右も左も関係なく怒りを呼んだ出来事はなかなかないのではないか。》
志位和夫氏(共産党委員長)《小沢さんこそ憲法をよく読んでほしい》
櫻井よしこ氏(ジャーナリスト)《今回の件を、小沢氏や鳩山氏らの言葉尻を捕らえての論争で終わらせては、日本の直面する危機の本質を見失うことになる。》《日中関係では、わが国は間違いなく、中国の従属関数国として扱われる。それを象徴するのが今回の天皇陛下の政治利用である。》