書店で大騒ぎ その1

 昨日、郊外にある大型書店に行った。
 NPOの人間に「生物多様性」についての文章を依頼していたのだが、それが上がって来たので読んだ。これがひどい文章で「書き直せ」と突っ返したのだが、またさらにひどい文章になって戻ってきた。これでは埒があかないので、ワシャが書くことにした。
 それで、昨日、書庫で関連書を掻き集めることとなった。書棚に6段ほどたまった環境本を物色するが「生物多様性」とか「生態系」というキーワードのタイトルがあまりない。
『温暖化と生物多様性』(築地書館
『自然はそんなにヤワじゃない―誤解だらけの生態系―』(新潮選書)
生物多様性キーワード』(中央法規)
地球温暖化とその影響―生態系・農業・人間社会―』(裳華房
 の4冊くらいだ。ざっと目を通すが、う〜む、ちと違うな。欲しい情報がない。
「そうだ、図書館で探してみよう」と昼飯を食べながら思い立った。早速、ネットで最寄りの図書館の蔵書検索をかけた。ピンと来るものはなかったが、豪雨の中、図書館に出掛けて、何冊か借りてきた。ずぶ濡れになっちまいましたがね。
 本州の森の生態系を考えるのにはツキノワグマがいいらしいので『クマともりとひと』(日本熊森協会)、『思い出のツキノワグマ』(ネクストリブロプラザ)などを借りてくる。
 
 午後4時、ラフな原稿は書き上げたが、もう少し「生物多様性」について確かめたいところがある。よしこうなったら隣町の大型書店に出掛けよう、ということになった。

 外に出てびっくりしましたぞ。雨が上がり、東の空に固まった雨雲が夕日に染まって桜色になっている。そしてなんと大きな虹が掛かっているではあ〜りませんか。久しぶりにこんなでっかい虹を見た。つい天地真理の「虹をわたって」を口ずさんでしまいましたぞ。
 ここまでは前置き。
(下に続く)