本を読め。 その1

光市母子殺害事件」の関連本が読みたくなって本屋に行ったときのことだ。当該本を手にレジカウンターに向かっていると、投資家でプログラマ小飼弾(こがいだん)さん
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E9%A3%BC%E5%BC%BE
 が笑っているではあ〜りませんか。
「え、いつ三河に来たんですか?」
 と問いかけてみるが返事がない。よくよく見れば、胡散臭そうな(笑)髭ヅラの小飼さんが勝間和代ばりに、でかでかと本の表紙になって微笑んでいるではあ〜りませんか。
http://www.7andy.jp/books/detail/-/accd/32329615/
 小飼弾『空気を読むな、本を読め。』(イースト・プレス)が平積みしてあるとインパクトがあるなぁ。
 実は、著者の小飼さんとは一度だけお会いしたことがある。平成19年にジャーナリストの日垣隆さんが主催した読書会でご一緒させていただいたのだ。とても気さくな方で、読書会のあとの交流会(宴会)でも楽しくお話した記憶がある。
 そんなご縁もあるので、即、購入した。

 本屋のあとに立ち寄った喫茶店では、コーヒー一杯でそんなに長く居座るわけにもいかない。せいぜい1冊を読了するのが精一杯だ。天気もよかったので本を読む場所を求めて近くの博物館に足を延ばした。実はそこには絶好の読書ポイントがある。
 博物館2階、見学コースから外れたところに南向きのソファーがあって、そこには滅多に人が来ない。以前に窓の外に近くの公園からアオダイショウが遊びに来ていたが、読書の妨げにはならないので気にしない。そこで少し硬めのソファーに横になって小飼本を読んだ。
(読書中読書中……) 
「おおお、これは!」
 読み終えて思わず立ち上がった。しかし、テーブルがなかったので膝をぶたず、コーヒーも飲んでいなかったのでこぼすこともなかった。やれやれ。
(下に続く)