政治家三態

 江戸時代も末期になるとお殿様たちの顔のかたちがうりざね顔ばかりになってきた。なぜかというと歯ごたえのない柔らかなものばかりを代々食していたので、あごが発達せずにうらなりの茄子のような顔かたちになったのだそうな。いわゆる公家顔ってやつだね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091004-00000024-maip-soci
 中川昭一元財務・金融担当相(56)が東京都内の自宅で急逝された。報道によれば、総選挙後の心労が重なっての死ということらしい。ご冥福をお祈りする。

 それはそれとして、中川昭一さん、少し精神的に弱すぎないか。いずれは一国を背負っていこうという人ではなかったのか。政治家なのだから、選挙に落ちることもある。薬を飲んだあとで記者会見をすることもあるだろう。そのためにどれだけバッシングを受けようとも、そんなものは蛙の面に小便程度のことと割り切って厚顔無恥に己の道を進むのが政治家ではないのだろうか。
 同じことは福田康夫安倍晋三にも言える。どなたにも政治家のしたたかさ、灰汁の強さというものを感じない。これでは海千山千の国際政治の中で日本の舵取りなどできるわけがない。

 2016年のオリンピックに東京が落選した。ワシャ的にはどちらでもよかったが、それでもリオデジャネイロマドリードに負けると悔しい。でもね、コペンハーゲンからの映像を見ていたら、なんと、森喜朗さんが随行しているではあ〜りませんか。相変わらず利権が生まれそうなところでは、うろうろしているんだね。
 彼がからんでいるとわかった段階で、ワシャの気持ちは「祝!落選」に切り替わったのだった。

 中川氏の宿敵である鈴木宗男さんが急逝の報をきいて記者会見をした。
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20091004k0000e010046000c.html?inb=yt
 そこで鈴木さん、泣いて見せた。さすが!内心は舌を出しているのだろうが、空涙を見せるところなんざぁ、お坊ちゃま議員にはやれない芸当だ。