面白い人々

 田母神元航空幕僚長について、コラムニストの勝谷さんがホイホイ言うものだから、どんなに凄い人かと思ったら、そんなに大した人物ではなかった。「たかじんのそこまで言って委員会」でお見受けする限り、上級自衛官に有りがちな少し頑なな表情を持った普通の人だった。話をうかがっていても、教養も自衛官として標準的なものしか持ち合わせておられないようだ。「たかじん委員会」の冒頭に炸裂させたギャグも、明らかに事前準備をしていたもので、途中で辛坊アナに中断されたが性懲りもなく繰り返しギャグっていた。こういうギャグを執拗に飛ばし続ける将校はけっこう多い。
 始めて田母神さんを拝見した印象は、標準的な防衛大学エリートで、発言は少し右よりの論客に影響を受けているなァというものである。こういった人物は飲んでいて楽しい。基本的に好人物なのである。アパの社長に最も盗り込まれやすいタイプの軍人と言っていい。
たかじん委員会」で、「田母神さんに外務大臣を!」というような声が飛んだが、評論家の三宅久之さんが「外務大臣にはもう少し頭がよくなければだめ」と断言され、田母神さんはムスッとしていた。ワシャも三宅さんに同調する。田母神さんよりも、ゲストの松島悠佐陸上自衛隊元中部方面総監や川村純彦海上自衛隊海将補の方がモノが良さそうだ。
 11月29日の日記でワシャは田母神論文を支持すると言った。それは今も変わらない。論文の方向性は正しいからである。しかし、方向性が正しいからといって書いた人の器が大きいとも限らない。

 先週の「たかじん委員会」には田母神さん以外にも面白い人が出ていた。新社会党の副委員長という肩書きを持つ原和美さんだ。いつもの田嶋牛陽子先生ではまともな議論ができないということで、田嶋を引っ込めてサヨクの論客を呼んだのだろう。期待をして見ましたぞ。
 ところが、原さん、ぜんぜんダメだった。サヨクの論客というのはここまで不勉強で麻生なのか、間違えた、阿呆なのか。この人の麻生ぶり、間違えた、阿呆ぶりはまた明日のココロなのじゃ。
 夕べ、仕事で徹夜をした。だから、今、午後8時30分なんだけれども眠くって眠くって……
 てなことで、今夜のところは失礼いたしやす。それじゃあ、どなた様もご免なすって。zzzzzzz……