今朝の新聞から(暗い話)

 今日の朝刊の社会面を開く。暗然とさせられた。
 ボケの始まった老人姉妹を食い物にして、法外な工事契約をして財産はおろか住居まで売り払ってしまう建築業者・・・おまえらは鬼畜か!
 JR福知山線の事故以来、なにが面白いのか線路に置石をする根暗な危地害ども。昨日は四日市市の危地害がJR関西線に2個の石を置いたんだとさ。こいつらに思考能力というものはないのか、線路に置石をするという行為がどういう結果を招くおそれがあるのかということをイメージできないのか(できないんだろうね)。
 長野では女子高校生に灯油をかけて火を放つという残忍な犯罪がおきた。こんなことを仕出かすのは普通の感覚を持った人間では不可能だろう。精神的には人間に分類するより魑魅魍魎の類に位置付けたほうがいい。最近、社会が進歩し明るくなって妖異妖怪が激減しているのだが、こんなところに棲息していたか。

 中国の思想家の筍子が言っている。「人間の天性は悪であり、善なる性質は『人為(努力)』の所産に過ぎない」と。
 病気の老人にたかる虫けらも、置石の危地害も、長野の放火のクズも、まっとうな人間としての学習をしてこなかったのは間違いない。筍子はこういった輩には、教育を施せと言っている。どういう教育か?それは人の痛みを教えてやるという教育である。これがバカどもに人倫を教え込む唯一の方法といっていい。
 ではどう教える?極論を言えば体に教え込むしかないのだろう。虫けら業者からは一切の財産を剥奪して路頭に放り出してやればいいし、置石のクズ野郎は線路に縛っておけばいい(かえって邪魔でした。すいません)。長野の危地害は火炙りにしてやればいいのだが、賢明な筍子はそうしろとは言わない。
「人の天性は悪だが、後天的努力を積み重ねることによって矯正できる。礼・義の実践に努めよ」と言うのである。ここで礼・義と言われているのは「法」のことであり、人間がつくりあげた外在的な規定によって、人間を規制し、性惰の赴く方向をかえさせようというのである。
 残念ながら今の惰弱な旧態とした刑法では、日々、悪いほうへ進化を続ける鬼畜どもの所業についていけないのが実情である。早く聖人君子が出でて、快刀乱麻を断つように社会をすっきりとしてくれないものだろうか・・・
(「今朝の新聞から(明るい話)」に続く)