紳助復活を望むヘンな声

 吉本の社長が言っている。
http://life.oricon.co.jp/girls/news/91233/
 板尾も言っている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120105-00000319-oric-ent
 パンクブーブーまで言い出した。
http://life.oricon.co.jp/girls/news/2005411/
 なんやこれ?

 少なくとも引退会見で、ウソをついたことについては、責任を取らなければなるまい。本人は記者会見で「腹を切る」とまで言い切ったのである。そのことは、けっして軽いものではない。
 それに、紳助は、毒舌で鳴らした男である。ツッパリだった。そのツッパリをウリにして去年までやってきたのである。その男が「辞める」と言い切ったのだ。本人は、もう、復帰などという甘い考えは持っていない。
 大崎社長はツッパリをしたことがないから、紳助の行動の機微が解らないかもしれないが、ツッパリというのは己の意地を死んでも通す。
 立川談志の生きざまを見よ。
 立川談志を尊敬していた神岡龍太郎も「俺は、芸能生活40周年を迎える2000年の春になったら完全に隠居する!」との公約通り、芸能界を見事に引退してのけた。
 その上岡を紳助は、尊敬していたのではないのか。談志も上岡も、言ったことは必ず実行した。ウソをつくこと、これをもっとも嫌っていた。

 残念ながら、紳助は最後の会見もウソで塗り固めたものだった。あそこまでウソをついてはいけない。
 吉本関係者は、紳助の才能を惜しむ発言をしているが、紳助程度の芸人はたくさんいるし、彼の芸風を不快に感じていた視聴者も多いはずだ。
吉本のマネージャー暴行事件といい、暴力団との深い関わり合いにしても、彼の行動はOUTであり、だから、紳助の復帰はないし、それでも頭を下げて復帰してくるようであれば、紳助の毒舌はそこで死ぬ。ツッパリきれない醜態をテレビにさらすことを本人は望むまい。