レベル7の「福島」の責任の所在 その1

 ついに「福島」が「チェルノブイリ」と並んでしまった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000596-san-soci
 5年前のことだ。防災担当だったワシャは、東海地震発生エリアのほぼ中心に建っている浜岡原子力発電所のことが心配になった。直下で巨大地震が発生して、原子力発電所は大丈夫なのだろうか、そんな懸念があって何冊かの本を読んだ。
 ワシャは防災担当だったが、単なる素人でしかない。でも、そんな素人でも300冊ほど地震災害の本にあたると、浜岡原子力発電所が「やばい」ことに気がつく。
 防災担当だったときに100回ほど講演をしたが、後半は、地震の話に加えて原発の危険性についても時間を割くようにしたものだ。
 ワシャでも解ることが、どうしてこの国のトップエリートや日本の頭脳と言われる人に理解できないのか。いやいや、理解はしているのだろう。理解はしているのだが、目の前に札束が積まれると思考停止してしまい、そこにある「危険」が見えなくなってしまうということなのさ。
(下に続く)