(2)政治家の年齢

〈(1)も読んでね〉
 愛知県西尾市が混乱している。中村晃毅市長(71歳)が受託収賄罪で逮捕された。このため市議会から不信任をつきつけられ、中村市長はいたちの最後っ屁で議会を解散した。やれやれ。先の日曜日に市議会議員選挙が終わり、すぐに不信任が再議決されてアホの失職が決まる。そんなことはどうでもいい。

 問題は、次の市長である。すでに地元の県議会議員が立候補の意向を表明しているようだが、御歳69歳、いいかげんお爺さんだよね。西尾市の北にある安城市では50歳の市長が2期目に入っている。その隣りの知立市では48歳の新市長が誕生したばかりだ。また、西尾市と地域的なつながりの強い幡豆町の長は50歳である。
 このような状況で、いくら政治経験が豊富で郷土を愛しているからといってもねぇ。
 それにこの県議さん、ITご時世にホームページどころかメールアドレスすらお持ちじゃない。まぁじきに七十になってしまうんだから仕方がないといえば仕方がないが、少しばかり物足りないよね。野心や野望は結構だが、こんな老齢の方しか西尾には人材がいないんだろうか。市の将来を考えた時、もう少し若くて気力体力とも充実し、新しい情報ツールをフルに活用できる人の方がいいのではないだろうか。
 地域の顔役、小ボスによる爺の馴れ合い地方政治はそろそろ止めたほうがいい。