元暦2年(1184)の今日、壇の浦で源平が海上決戦をくりひろげた。安徳天皇が二位尼(にいのあま)に抱かれて入水した日が3月24日。旧暦なので、現在でいうと5月のあたまくらいの時期で、立夏のちょっと前の候である。壇の浦の水は温んでいただろうと思いたい。
「この国は粟散辺地とて心憂きさかひにてさぶらへば、極楽浄土とてめでたき処へ具し参らせさぶらふぞ」
現代語にすると「この国は辺鄙な小さな国で、つらくいとわしいところですから、極楽浄土といういいところにお連れ申します」となことを言っている。
季節がよくなったら憂さ晴らしに瀬戸内海の方へ行ってみようかなぁ。