労働者諸君、考えようよ

 昨日は仕事だった。連休の中盤、よく晴れ渡った日だった。そんな日に仕事というのも味気ないけれど、この時期は比較的静かになるので、仕事ははかどる。
 さくさくと仕事をしていると、突然、背後の窓から騒音が飛び込んできた。「なんじゃー!?」と窓から騒音の方向を見れば、なんと、近くの公園に旗指物が幾流も翻り、拡声器で「ギャーギャー」とオバサンが喚いている。メーデーだった。
 それにしても、住宅街の真ん中の公園で、この騒動を起こすとは、絶滅危惧サヨクの皆さんはなにを考えていることやら。ワシャの事務所は300mほど離れているにも関わらず耳をつんざく大音量、周辺のマンションには老人、子供、病人だっているだろうに。近所の方々の迷惑はいかばかりであろうか。
 たまたま外に出る機会があったので、様子を見に行きましたがな。100人くらいは集まっているのかなぁと想像して通りかかると、「共産党」、「社民党」、「○○労組」などの旗が派手派手しいが、参加者の数は多寡が知れていた。40人もいただろうか。公園が広いので閑散としていた。それに参加者の高齢化が顕著だ。若い労働者は見当たらない。この公園、いつもは高齢者がゲートボールを楽しんでいるんだけれど、それとあんまり風景としては変わらない。圧倒的に団塊の世代が多いように感じられた。この老人の集まりをパトカーが2台、公園の東西で監視している。公安手配の60年代の過激派でも混じっているのだろうか(笑)。

 例の尾道の島に潜伏していたコソ泥の《捜索費用3億円超 警察官1万5000人超投入》
https://www.sponichi.co.jp/society/news/2018/05/01/kiji/20180430s00042000333000c.html
えらいことですな。
 コソ泥一人でこの有様である。愛媛県警広島県警に「なにをやっているんだ!」とクレームが殺到しているようだが、そんな糞クレームをたれている場合ではない。もっと深刻なことがここから見えてくる。そこのところを少しだけ考えようよ、クレーマたちよ。
 どこぞの国の特殊訓練を受けた工作員が、それも複数人、大都市や原発のある地域に潜んだことを想像してごらんなさいな。実際に北朝鮮はマレーシアで化学兵器を使用して人を殺している。工作員がそういった兵器を持って日本に潜入したら、今回の尾道のコソ泥どころの話ではない。日本がパニックに陥ることは目に見えている。
 コソ泥一匹でこの騒ぎ、この手間、この結末だ。銃器、化学兵器の専門家がフル武装して、中隊一つ分でいい、日本のあちこちに散らばって上陸・潜入しらたらどうなるか、その捜索費用たるや何百億円で済むかどうか。経済的損失で見積もったら兆の単位に突入するかもよ。
 もし原子力発電所を攻撃された場合、福島よりももっと悲惨なことになるかもしれない。そうなったら瑞穂の国は2万年使えなくなる。だから糞クレームつけている暇があったら、もう少しリアルに考えて備えておこうよという話。

 住宅地の閑静な公園で旗を振って労働歌を絶唱している場合ではない。