今朝の新聞から

 今朝の新聞に、野党議員が「森友詐欺」で拘留中の籠池氏に接見した話が載っていた。
《<籠池被告接見>政府・自民党「何が明らかになるのか疑問」》
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6276464
 朝日新聞には《「昭恵氏発言 間違いない」》の見出し。パフォーマンス好きの野党議員に対し、籠池氏は「『いい土地ですから、前に進めてください』と言ったことは間違いない」と主張したんだとさ。
 そんなことは昭恵氏と籠池氏の間の会話であって、言った、言わなかったはどこまで行っても平行線だ。そんな愚にもつかないことを大阪拘置所まで出かけていって確認してどうしようというのか。単にそいつらが暇人だったということだけじゃないの。
 そんな茶番役者はどうでもいい。要は主演の二人のことである。昭恵氏は日本国のことを考えれば、少し控え目にされたほうが得策だろう。広いお宅なのだから、リビングで手芸をしたり、読書をしたり、運動不足なら、庭を走り回ってもいい。取りあえず世間から少し離れたほうがいい。
 もう一人の主役の籠池氏である。彼が単独主役で昭恵氏は脇役かもしれない。その主役の胡散臭さはひとまず措いておく。ただ一所懸命に伸し上がろうといろいろ画策はした。張ったりをかます。嘘もつく。時には恫喝もした。でも、無位無官無学無一文が世に出ようとすれば、そういった手練手管も必要であったろう。成功すればよかった。しかし失敗した。伸し上がっていくために「首相夫人」に食い込んだところまではよかったが、些細なことから綻びが生じ、籠池氏が描いていた成功の図式が崩壊した。そういうこともある。今回は運が悪かった。そう開き直って口をつぐみ一切を語らない……そうすれば格好よかったのにね。栄達のために首相夫人を利用したが、失敗したのだ。「敗軍の将、兵を語らず」である。昭恵氏のことなんかおくびにも出さず、無言を貫く。それが山師なりの矜持じゃないか。

 もう一人の胡散臭い野郎について、フジテレビの平井文夫解説委員が言っている。
《前川氏の授業、自分の子供に受けさせたいですか?》
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180323-00010005-houdouk-soci
《前川さんは、してはいけない天下りをやらせて文科省を辞めさせられた人。出会い系バーに「若い女性の貧困調査」と称して通っていた人。こんな人が果たして公立の中学校で授業をするにふさわしい人なのか。僕は是非政治家や文科省に調べてほしいと思う。その結果を、子の親として知りたいと思う。と言うか、自分の子どもにこんな人の授業を受けさせたくないんです。》
 これを地元の国会議員が文部科学省に問い合わせてなにが悪いのか。文部科学省が公立中学校に確認をすることのどこに問題があるのか。平井氏の言っていることはしごく真っ当で、このことに疑問を呈している連中はおかしい。