昭和へタイムスリップ

 ワシャの町のJR駅南に、一昨日、居酒屋がオープンした。もともと駅東の線路わきで、けっこう美味しい魚を食わせてくれる店をやっていた大将が、2店目を出したものである。鼻のいいワシャと友達が、駅前通りを歩いていると「本日開店」と大きく貼り出してあるではないか。前々から新しい居酒屋がオープンするとは聞いていたが、まさか「真珠湾攻撃」の日であるとは。
 まぁ記念の日であることから、ちょいと覘いて行こうかということになった。花輪を避けて、ガラス戸を引いて中に入る。自動ドアではないのだ。入ってすぐが立ち飲みコーナーとなっている。立った男性のみぞおちの位置にカウンターが設えてあって、10人ほどが立って飲める。ただ、まだこの時期は祝いの胡蝶蘭が所狭しと置かれているので、当面は花置き場になるとのこと。そこから奥へ細長〜く道が続いている。オーナーによれば昭和の街並みを再現したのだそうな。立ち飲みコーナーの裏に総菜屋があり、その隣には小さなバーがある。バーの脇の窓の外には黒いブラジャーとパンティが干してあって、その一部が風に飛ばされたのだろう。総菜屋の屋根にも色っぽい下着が引っ掛かっている。
 奥へ行こう。バーの隣は店の中からピンクの灯りが漏れてくるいかがわしそうな店だ。その奥には電気屋、床屋、居酒屋などが犇めきあっている。小さな豊後高田といった風情だ。通りの入り口あたりから眺めれば、住民が通りに椅子やテーブルを出してきて、露天で呑んでいる、そんな感じかなぁ。
 最初に言ったけれど、ワシャはオープン初日に顔を出した。その日も満席だった。128人収容が可能だとのことなので、なかなか盛況でしたぞ。2時間ほど呑んで、次の人に席を譲って帰宅したのだった。
 ところが、ワシャはその店にマフラーを忘れてしまった。仕方がないので、翌日(つまり昨日)、また別の友達を誘って同じ店に立ち寄った。もちろんお気に入りのマフラーを取りに行っただけなんでヤンス。でもね、マフラーだけ受け取って「それじゃあさようなら」というわけにもいかないでしょ。だからちょいと酒を嗜みましたぞ。ところが相方が呑み助なもんだから、ついつい呑んでしまったんですね。

 このところJR安城駅前に新たな居酒屋が増えている。チェーン店もあるが、この店のように地元で居酒屋をやっている大将が「いける!」と踏んで2号店を出店するケースもある。じわじわとだが何かが動き出した、そんな気を感じる。

 百田尚樹さんの「拡散希望」があったので以下を張り付けておきます。
《現在の日本は危機的状況ではないと多くの人が思っています。マスコミが「危機はない。中国が攻めてくるはずがない」と言い続けているからです。逆に国防を唱える人こそ危険な存在とアピールします。
 私の血を吐くお願いです!
 どうか『カエルの楽園が地獄と化す日』を読んで下さい!》

 ワシャは『カエルの楽園』も『カエルの楽園が地獄と化す日』もどちらも早い段階で読んでいる。平和ボケ、あるいは特定の体制の情報戦にやられっ放しの状況がまったく見えない人は、だまされたと思って読んでいただきたい。きっと現在のヒリヒリするような東アジアの状況が感じられると思う。