立ち読みだけができない

 昨日、ちょっと出かけた先で30分程時間が出来たので暇つぶしに書店に立ち寄った。雑誌はいつもの駅前の本屋で買うことにしているので、出先で求めることはない。しかし、「文藝春秋」の11月号を見た途端、レジに走った。日垣隆さんの対談が載っていたんですね。
 ワシャの人生で二度目の読書熱が盛り上は、1990年代の後半で、日垣隆というジャーナリストを知ったことから始まった。『子どもが大事』(信濃毎日新聞社)、『「学校へ行く」とはどういうことなのだろうか』(北大路書房)などである。一番衝撃を受けたのは、2000年に出版された『偽善系』(文藝春秋)だった。この本はワシャの人生を変えた本と言っても過言ではなかった。以来、日垣さんの文章は本もメルマガもずっと読み続けている。
 久しぶりに日垣さんが「文藝春秋」に登場したので即買いをしたというわけ。内容は経済ジャーナリストの財部誠一さんとの「脳梗塞」対談だった。お二人は脳梗塞で倒れておられるのだが、地獄のようなリハビリを経て奇跡的に復活を遂げられた。そのあたりの日常が淡々と対談の中で語られている。とても興味深かった。
 結局、重くなってしまうが雑誌を何冊か買って、次の所用にむかったのだった。