「図書館でナイフ、4人けが 傷害容疑で男を逮捕 福島」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160718-00000048-asahi-soci
福島県二本松の小さな図書館で、バカがトンチンカンな質問を係員にしたのだろう。バカがなにを喚いているのかまっとうな人間には理解できないこともある。きっと職員は回答に窮したんでしょうね。それにバカがキレた。バカが持っていたナイフを振り回して4人に負傷させた、というバカなニュースである。
これにコラムニストの勝谷誠彦さんが激怒した。昨日の有料メールでのことだ。
《多くの国ではたとえテロリストであっても図書館を襲うという発想そのものがない。教会やモスクを襲撃するのと同じだ。その教養すらこの国ではなくなったかと、私は呆然としたのである。感情だけで言えば「死刑」だ。》
ワシャも図書館をよく知るものとして怒っている。おそらく窓口で対応をしていた職員は臨時職員ではないか。全国の多くの図書館で同様なのだが、行政の効率化ということで、正規職員の数は減らされ、とくに窓口業務などでは臨時職員への転換が著しい。それはそれでいいと思う。臨時職員といっても、モノのいい人は、図書業務に精通し、丁寧で親切な対応をしてくれる。どことは言わないけれどレベルの高い臨時職員がてきぱきと働いている図書館を多く知っている。
反面、二本松のナイフバカのような利用者も増えている。ナイフこそ振り回さないが、受付カウンターに押しかけ大声で喚くヤツ。愚にもつかない主義主張を司書にとくとくと説くヤツ(これは右ばっかりだけど)。スポーツ新聞の競馬欄を持ち逃げするヤツ。本やCDを盗むヤツ。本を破る、汚すなんてのは当たり前だと思っていやあがる。
民度が落ちている。図書は公共財である。公共のものほど大切に扱う、公共の場所でこそ慎ましくいる、そういった仕付けのできていないバカが増えた。