さくらさっそくさようなら

 桜が散っている。水流には花筏、木の下には花筵が鮮やかだ。まだ青葉は多くないけれど、花弁が落ちて、がくが目立っている。遠くから見ると薄紅色が増し桜そのものは色気を増した。

「さよくらの木」でしたっけ(笑)。
 もうこんなニュースが出始めた。
《<民進党>「さくらの木」に不参加》
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160408-00000049-mai-pol
 この構想、民進党が参加しなければ、ほとんど意味のない団体だった。その民進党が「やんぴ!」と言っている。せっかく名前まで変えて気分もあらたにバラバラになりがちな仲間たちを結集したのに、また新たな離合集散にのるのは、リスクが高いのだろう。あるいは民進党左派から「さくら」は軍をイメージさせる。サヨクを感じられる「さよくら」しなければ参加できない、という意見が出ていたのかも。

 東京五輪新エンブレム。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160409-00000041-spnannex-soci
 4作品とも前の角ばったデザインよりはいい。そしてどれも一長一短であって、決まれば日本人のことだからそれに馴染んでいくことだろう。個人的には、招致のときに使った桜のエンブレムが好きなんですけどね。
http://matome.naver.jp/odai/2144124781722699101
 ピンバッチも1つ持っているけれど、このデザインはとてもいい。けっこう浸透していると思いますよ。これをそのまま東京五輪のエンブレムにすればよかったといまだに思っている。なんだかボンクラの大会組織委員会が「これは暫定使用ということで、IOCからも言われておりますし、IOCからは大会エンブレムは発表まで極秘にしておかないとダメだって釘をさされていますんで、すでに国民が親しんでしまった招致ロゴは使ってはまずいんで……」と言い訳を垂れていた。
 そんなもの大人のしがらみじゃん。老害の森さんが一喝すればなんとかなったんじゃないの。でも、あの人、絶対にそういう場面では、明確な判断をせず、責任を取らない人だったから期待する方が無理というものでしょうね。それにしてももっと単純明快にすっきりと考えられないものだろうか。
 まぁいいや。これですっきりとしてくれれば。繰り返すが日本人はこういうことに馴染むのにそれほど時間はかからない。
 また似たようなエンブレムがあると言ってくる輩もいるだろうが、そんなもの「うるせー!」の一言を組織委員会の偉い人が言えばいいだけのこと。腹を切るだけの責任感があればなにも恐れなくていい。