呉智英さん

 宮崎哲弥氏の師であり、小林よりのり氏の畏友であり、宮崎学氏、中野翠氏の親友である呉智英さん、中途半端な知識で口先ばかりの評論をするエセ評論家から恐れられる呉さんの久々の講演が聴ける。『論語』である。
 もう定員はいっぱいになってしまったようなのでお聴きいただけないが、前回名古屋で呉さんの講義を受けたときには、「論語」というものはなんて面白いんだ、と思ったものである。孔子と王の妃であるナンシーの不倫の話とか、孔子自身が理想と現実のはざまで揺れ動くさまであったりと、実に人間臭いドラマが展開する。
 久々の呉さん節、楽しみだなぁ。