つまらない日記ですいません

 書くネタを探していたら「天平7年4月26日に吉備真備が唐からの文物を献上」という記事に当たった。
 吉備真備かぁ……。そう言えば、2年前の夏に友だちと名古屋ボストン美術館に「吉備大臣入唐絵詞」を見に行ったっけ。厳密に言うと22か月前なんだが、あれから体調も状況も大きく変わった。腹回りが「無常」であるということを実感している今日この頃なのだ(笑)。

 明治20年の今日、天覧歌舞伎が井上馨邸の仮設舞台で開催された。出し物は「勧進帳」「操三番叟」など。さしもの九代目團十郎ですら緊張のあまり食事がのどを通らなかったという。
 すでに能が天覧の栄に浴していたので、九代目も必死に運動をして、この日を迎えた。歌舞伎をご覧になられた明治天皇は「「近頃珍しきものを見たり。能よりかは分りやすく、特に高時の舞は面白し」と言われたという。やっぱり誰が見ても歌舞伎の方がおもしろいということだね。