いやー、遅くなっております。久しぶりに昨夜は酒を過ごしてしまいました。けっしていい酒ではありません。後味の悪い、まずい宴席でした。そういう宴とはなるべく縁を切りたいと思っているのですが、すまじきものはなんとやらで、どうしても出席しなければならないこともあるんですね。ようやく人心地がもどってきて、こうしてパソコンの前に座っているような次第です。
さて、パソコンの遠隔操作事件で逮捕された男のその後のニュース。
http://news.nicovideo.jp/watch/nw519256
「自分は潔白だ」と主張しているようだ。それはそれでいい。そもそもこの事件が、冤罪からスタートしていることからも、捜査は慎重に進めるべきだろう。
ただ、潔白であるならば、もっと堂々としたらどうか。無実なのだから、フードなどかぶらずに正面を向いて歩いていけ。テレビカメラを避ける必要はない。胸を張れ。
しかし、潔白ではない可能性もある。黒だと仮定するならば、連行されるときの心境としてフードをかぶって俯きたくなるのも理解できるけどね。
容疑者は「正月に観光で江ノ島に行き、猫の写真を撮影した」と抗弁する。それは容疑者の言うとおりで、みんな江ノ島に行くでしょう。江ノ島に行ったら記憶媒体を首にくくり付けた猫の写真を撮りたくなるのは当然ですよね。
あわせて、容疑者は、真犯人が捜査のかく乱をするため「記憶媒体を埋めた」と連絡してきた東京近郊の雲取山にも出かけている。でもね、みんな雲取山に行くのである。おまけに、過去に同様な犯罪をおこし、逮捕されているが、そういうことって日常的によくあることだろう。たまたま不幸な偶然が重なっただけなのだ。
しかし……黒の可能性もある。とすると、容疑者は極めて卑怯な人間ということになる。
犯人は善良な人を冤罪に貶めた。普通に生活をしているなんの罪もない人に濡れ衣を着せるなど言語道断である。そういうことをしたのだ。それがお縄になったのなら、冤罪で逮捕された方々に心からおわびをし、「そういう手段をとってでも警察のずさんな捜査を告発したかった」と言い切って、罪に服せばいい。
暗い部屋で、妬み、恨み、僻みを増幅させ、パソコン上で人を陥れることばかり考えているのは情けない。表に出てもっと晴れ晴れと生きたほうが1回きりの人生楽しいと思うのだが……。
もっと颯爽と生きようよ。